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喉頭癌はどのような病気なんでしょう?早期発見・早期治療がカギ!

2016.11.23

前回ブログでは喉頭異物感を取り上げました。

そのほとんどがガンでなくストレス性や逆流性食道炎によるものであると申し上げました。

しかし、少なからずがんと診断されるケースもあります。

というわけで、今日は喉頭がんについての話です。

原因はタバコ!禁煙外来を受診しましょう。

文字通り喉頭に出来る悪性腫瘍なのですが、、、

喉頭とは下の図に示しますように気管の入り口に位置します。

人にとって音声や嚥下(飲み込み)呼吸などといった重要な機能をつかさどる場所なんです。

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まず!原因はなんといっても喫煙です。

喫煙者は非喫煙者と比較すると30倍以上の発がん率があるといわれています。

97%以上が喫煙者であるため、タバコを吸わない人にはほとんど発見されないガンと言ってもいいでしょう。

喫煙者は禁煙をすることで罹患率も年々下がるといわれています。

喉頭癌の検査

症状として最も多いのは声がかすれる(嗄声)です。

数か月前から急に声がかれてきて風邪かと思い様子を見ていたけど、なかなか声が治らないという方が多いですね。

当院では即座に前回紹介しました喉頭ファイバー(経鼻内視鏡)にて注意深く観察し、病変を見つけます。

声帯は図のようにVの字になっており、そこに癌があるかを観察します。

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喉頭癌の治療と成績

喉頭癌にはStage分類でⅠ期からⅣ期に分けられます。

一般にⅠ,Ⅱ期を早期がん・Ⅲ,Ⅳ期を進行がんと呼ぶことが多いです。

早期がんの場合の治療の主体は放射線治療です。

ガンを中心とした喉頭に直接放射線を照射して癌細胞を死滅させるという治療法です。

5年生存率は施設差はありますがⅠ期では95%以上Ⅱ期では90%以上と良好な成績です。

進行がんになると放射線及び化学療法を併用するか手術加療を第一の治療として行うかが施設により様々です。

喉頭は様々な機能が存在する場所ですので、拡大手術により機能を喪失してしまう可能性が高いため、できる限り抗がん剤と放射線治療で治療しようするグループと手術の術式の工夫により機能温存を図るグループとに分かれています。

生存率についてはⅢ期70%Ⅳ期60%程度と癌の中では比較的予後のよい癌と言えます。

早期に発見すれば95%以上の確率で根治できる病気です。

のどがおかしいなと思ったら、耳鼻咽喉科に受診しましょう!

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