お知らせ

前庭神経炎

耳が原因となるめまいの中で最も治癒が長引くめまい症です。
片側内耳の前庭器官が急激に障害され、突発的にめまいが起こります。原因は不明ですが、感冒が前駆症状となるケースがあり、ウイルスなどの感染が原因として考えられています。めまい症状は1週間程度続きます。めまいには、吐き気や嘔吐、冷や汗を伴いますが、難聴や耳鳴りなどの聴覚の症状を伴わないのが特徴です。
めまいは少しずつ軽くなっていきますが、発症から1週間程度は歩行に困難を感じます。めまいは発症から3週間くらいでほぼおさまりますが、体を動かした時や歩く時のふらつきはしばらくは持続するのが一般的です。時には6カ月くらいたってもふらつきが持続することがあります。

治療について

安静と薬による治療が主体になります。
早期に治療すれば一度障害を受けた前庭機能が回復することがあり、このような時には比較的早くめまいが軽くなります。しかし、早期の治療にもかかわらず症状がだらだらと長引くことがあります。このような時は、その状態に早く慣れるためにもめまいに対するリハビリテーションが必要です。

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