お知らせ

気をつけて!RSウイルスが流行中です!

2016.10.23

最近、昼は暑く夜は涼しく一日の気温差が大きく体調を崩しやすい時期ですね。

風邪症状で受診される患者様が急増中です!

そんな中、当院周辺の幼稚園・保育園では乳幼児のRSウイルス感染症大流行しています。

本日はRSウイルス感染症の話です。

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RSウイルスとは?

Respiratory syncytial virus略してRSウイルスです。
「Respiratory」は和訳すると「呼吸の」という意味です。
文字通り呼吸器症状(鼻汁・咳)が強く出るウイルスです。

通常、鼻水・咳・発熱などのかぜ症状があり、多くの場合1~2週間で治ります。しかし、生後1年以内、特に生後6ヶ月以内の乳児や未熟児では重症化しやすく、全体の数%は入院加療が必要となる可能性があり注意が必要な感染症です。

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RSウイルスの診断と治療

当院では、鼻汁及び鼻咽腔ぬぐい液を採取し検査キットを用いて診断することができます
しかし、発症早期の場合は陰性となる場合があるので注意が必要です。
また、約半数に急性中耳炎を合併するためきちんと耳の中をチェックする必要があります。

治療ですが、基本的にウイルス感染症なので抗生物質は効きません。
二次感染(重複して他の細菌やウイルスが感染起こすこと)の場合は抗生剤を使用することがありますが、多くの場合は症状を抑える対症療法がほとんどです
脱水があり飲めない、呼吸困難が強い、二次感染が重篤などの場合には、入院が必要となることがあります。

分泌物の多いウイルスですので、、、こまめな鼻吸引をしてあげると症状が非常に楽になると思いますので、お母さま大変ですが鼻処置通院してくださいね。

発熱が長引いたり、いつもの風邪よりも鼻水が多いなぁ咳がひどいなぁと思ったらRSウイルスかもしれませんので受診するようにしましょう!

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