ゲームやスマホで子供の脳はスカスカに。
2017.02.15
我々の身近にあるゲームやスマホですが、
これが我々の脳に悪影響があることが分かったそうです。
東北大学の川原教授らの研究グループの報告からの引用です。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5116480/
この研究では、200人の子供の行動データや脳画像データ、言語知能を調査解析しており
ゲームのプレー時間が長ければ長いほどその子たちの言語知能が明らかに低いことが示されました。
ゲーム時間の長い子供たちの脳画像を解析すると
記憶に関わる海馬や尾状核・認知機能に関わる前頭前皮質などの領域の密度が低いという結果が出ました。
つまり、脳がスカスカになってしまうということです!
また、その子供たちを3年間経過観察した結果
長時間ゲームで遊んでいる子供ほど認知機能が低いことも示されたようです。
この原因として、脳の中でも特に前頭前野(前頭葉の一部)の機能が抑制されることが挙げられています。
この部位は記憶や理解・判断・感情の制御といった我々の生活にとても重要な機能を司る領域であります。
18歳頃までがこの部位の成長期と言われ、この時期にゲームにはまりそのまま大人になってしまうと
社会生活を送る上で重大な障害になる可能性があるだろうとのことです。
子供にゲームは極力させない方がいいようですね!!!
また、スマホに関するデータもご紹介します。
仙台市教育委員会の「学習意欲の科学的研究に関するプロジェクト」からの研究結果から抜粋したものですが、
下図はスマホの一日当たりの時間と数学の成績の関係を調査したものです。
スマホの使用時間が1日1時間を境にぐんぐん成績が落ちていくのがわかりますね。
また、2時間以上毎日勉強している子でもスマホを4時間以上使用してると、
勉強をほとんどしない子と同等の成績になってしまうというデータになっています。
スマホもゲームも育ち盛りの子供たちには悪影響を及ぼしてしまうんですね…
息抜き程度の1時間を目安に子供達には注意したいと思います。





